2016年10月10日

音が劇的に変わる!ピックの選び方 〜第三回 ピックの材質〜

ギター小物の話

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

今日はピック編第三回ということで、「ピックの材質」についてお送りしていきたいと思います!

自分にぴったりのピックが見つかる本というものも出版されています)

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前回までの記事でピックの形や厚さがサウンドに大きく影響するというのはお分りいただけましたでしょうか?

もう試してみた!という方、素晴らしいです( ^ ^ )

今回の「ピックの材質」ですが厚さや形と違って、見た目ではハッキリと差がわからないものが多いので一番意識しづらいところだと思います。

ですが一番と言ってもいいほどサウンドに影響しますので、その違いを把握していきましょう!

 

 

〜色々ある!素材!〜

 

まずは「セルロイド」。
最もポピュラーな素材で、フェンダーやギブソンのピックがそれです。

 

m_fender20medium20pick-50058m_images-3-58bda

 

音質は良い意味で特徴がなく万能で、どんなジャンルにも対応が可能です。
特徴がない分ピッキングのニュアンスで細かい表現も出来るので、上級者にも愛用者が多い素材です。
難点は摩擦に弱く、すぐに削れてしまうところですね。

 

次に「ナイロン」。
これも多くのピックに使用されています。

 

m_pickboy20nylon

 

音質はマイルドで艶があり、クリーントーンに向いていると言われていますが、歪ませた時にも艶やかで伸びのあるトーンは健在です。
少し前、カッティングが超一級品ということで知られる某有名ギタリストの方から直接ピックをいただいたのですが、まさにこのピックでした。
数あるナイロンピックの中でも、画像にあるこのPICKBOYのものは好きな人が多いです。

 

続いて「デルリン」。
ジムダンロップのカメさんのピックが有名です。
同じジムダンロップのカメさんピックでも「トーテックス」とは違うので気をつけましょう。

 

m_jim20dunlop20delrin-532d9

 

パリッとシャープな音が得られやすく、弦離れが良いのでスムーズなピッキングが可能という素材です。
反面その滑りの良さから、右手の中でピックが動いてしまいやすいというデメリットもあります。

 

そして「トーテックス」。
こちらもジムダンロップのカメさんピックですが、先ほどのデルリンとは違って「TORTEX」と甲羅部分に書いてあります。

 

m_jim20dunlop20tortex200-73mm-6755e

 

こちらはジムダンロップの独自素材で、表面が少しざらついているので滑りにくいのが特徴です。
耐久性にも優れていて、ピックの減りも遅いです。
ピックの厚さによって違いが大きく出やすい素材ですが、全体的にコシのあるしっかりとしたサウンドになりやすく、これのジャズ型で1ミリや1、14ミリのものはロック、メタル系のギタリストに人気があります。

 

「ウルテム(ウルテックス)」。
歴史は浅いですが、人気がどんどん出てきている素材です。

 

m_unknown-5-11a41

 

人間の爪に最も近いと言われている素材で弦を鳴らした時の鳴りがとてもよく、音の粒立ちもクリアです。
細かいニュアンスもつけやすく、僕はアコギの時はほとんどこの「ウルテム」のピックを使います。
ピックの減りもかなり遅い方で、比較的長持ちします。

 

代表的な素材はこんなところですが、他にもカーボン、ポリアセタール、べっ甲、メタル、アクリル、タスク、牛骨、などなど、、、、、、、、多くの素材があります。

例えばメタル製のピックはほとんど減らずに耐久性も抜群ですが、耐久性が強すぎて逆に弦を傷つけてしまい、弦が切れやすくなったりするというデメリットもあります。

一般的な素材ではなくてもそれぞれにメリット、デメリットがあり、特徴を持っているものばかりですので、何が自分のプレイスタイルに合うかは分かりません。

 

 

はい、ということでいかがでしたでしょうか?

ここまでピックの「形」「厚さ」「材質」の話をしてきましたが、どの組み合わせが「良いサウンド」を出すかは、使用しているギターのセッティングや弾き方、様々な要素によって変わってきます。

ですので、できるだけ多くのピックを試して自分好みの、そして自分だけの音を見つけていきましょう!

次回は番外編として、同じ種類のピックでも素材が違うものや、アーティストモデルのピックなども少し紹介してみたいと思います。

 

本日もお付き合い、ありがとうございました!

 

 

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