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2016年10月02日

コーティング弦って何? 〜コーティング弦の種類〜

ギター小物の話

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

前回はコーティング弦の特徴や、通常の弦との違いについて解説していきました!

今回はコーティング弦の中にも種類が色々ありますので、それぞれについて掘り下げていきたいと思います。

 

これを読んでいただければ、違いがバッチリわかっていただけると思います!

 

 

〜どの弦がコーティングされている?〜

 

コーティング弦は、いったいどの弦がコーティングされているのでしょうか?

 

「いやいや、コーティング弦っていうんだから全部の弦でしょう。」

 

と言いたくなると思うのですが、実は違います。

コーティングされているのは基本的にワウンド弦だけなんですね。

 

ワウンド弦というのは巻き弦のことですが、ギターの場合は主に4、5、6弦がワウンド弦です。
1、2、3弦はプレーン弦と呼ばれます。

アコギの場合は3弦もワウンド弦になる場合が多いですね。

 

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上の画像ですが、左がコーティング弦、右が普通の弦です。

見た目にも、なんとな〜く違いがわかるのではないでしょうか?

 

 

〜ナノウェブとポリウェブ〜

 

エリクサーのコーティング弦にはまずナノウェブとポリウェブがあります。

 

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左がナノウェブ、右がポリウェブですね。

 

前回のブログでも書いたのですが1997年にエリクサーがコーティング弦を発表した時はポリウェブしかありませんでした。

ポリウェブは従来の弦に比べて耐久性と寿命には優れていたのですが、コーティングがされている分音質がこもったようになる、音が丸くなってしまうという声がありました。

それに応えて新たに開発されたのが、コーティング弦の耐久性はできる限り残しつつ、音質は従来の弦のように高域が豊かに響く、ナノウェブです。

 

コーティング弦を毛嫌いしている人の多くは、発売当初にポリウェブを試して気に入らなかったのでそれ以来避けているという場合が多いです。

かくいう僕もその一人でした(汗)

もちろんポリウェブが好きな人もいますし、ギターとの相性もあります。

どちらが好きかは人それぞれですね。

 

 

〜アンチラスト〜

 

そして次にエリクサーが発表したのはアンチラストでした。

 

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これはアンチラストと呼ばれる加工をプレーン弦に施したものです。

 

先ほども書かせていただいた通り、コーティング弦は実はワウンド弦のみのコーティングだったため、コーティングされていないプレーン弦との劣化の差がありました。
プレーン弦だけは通常の弦と変わりなかったわけですからね。

そのため開発されたのが、このアンチラスト(=サビ防止)です。

 

特殊な耐腐食防止加工で、音質は変えずにサビや腐食を抑えて寿命をのばす。
う〜ん、技術の進歩はすごいですね!

 

コーティングはされていませんが、プレーン弦のサビや腐食を抑えることに成功しました。

これにより、ワウンド弦とプレーン弦との寿命の差が限りなく縮まりました。

(追記2019.06,13:オプティウェブというものもできたり、今もずっと進化中です!是非試してみましょう!)

・ポリウェブ

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・ナノウェブ

https://amzn.to/2XHoP6r

・オプティウェブも出ました

https://amzn.to/2RbKPUv

・アコギ弦です(ちなみに僕がよく使うやつです)

https://amzn.to/2XIOlIq

 

 

他のコーティング弦〜

 

やはり一番有名なのは元祖であるエリクサーですが、他のメーカーも研究を重ね、コーティング弦を発売しています。

その一部をご紹介したいと思います。

 

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まずはダダリオのEXPシリーズをご紹介します。

1997年にエリクサーがコーティング弦を発表して以来、他社も開発に乗り出していました。

ダダリオも2000年に一旦完成していたそうですが発表を見送り、さらなる5年の開発期間と新型機械の導入などを行い、新製品の発売に備えたそうです。

そうして2010年に発表されたEXPシリーズは、従来のコーティングよりもさらに50%薄い5ミクロンのコーティングがウリで、その極薄コーティングにより通常の弦と音質を限りなく近くすることが実現され、耐久性にも優れています。

https://amzn.to/2XCWq1r

 

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次はアーニーボールのコーテッドスリンキーです。

超極薄のエナメルコーティングでワウンド弦が保護されています。

さらにプレーン弦にはチタニウムのレインフォースドテクノロジーが採用されており、従来のものより耐久性に優れています。

ワウンド弦だけではなくプレーン弦にも加工が施してあるタイプですね。

アーニーボールは音は大好きだが、劣化が早いというのがネックになっている人も多いので、そんな方は一度試してみると良いかもしれません。

https://amzn.to/2XHR9pr

 

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最後はghsのコーテッドブーマーズです。

ghsはアーニーボールやダダリオよりは馴染みがない方も多いかもしれませんが、多くのアーティストが使用している、とても優れた弦です。

そのコーティング弦ですね。

こちらは全ての弦にコーティングが施されていますので、ワウンド弦との差も出ないようになっています。

そしてghsは価格の安さも魅力の一つです。
他のメーカーの弦よりも安いので、「大丈夫かな、、、」なんて思ってしまったりするかもしれませんが、とても優れている弦の一つですので試したことないよっていう方は是非一度!

https://amzn.to/2WCskdd

 

 

さあ、いかがでしょう?

コーティング弦の世界について、広がりましたでしょうか?

各社、素材や加工が違ったり色々と面白いので、ご自分に合った弦を見つけ出してください!

 

次回からも、生徒さんに多く質問を受けることや、役立つ内容を更新していきたいと思いますので是非お付き合いください!

 

読んでいただいてありがとうございました〜!

 

 

〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜

 

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