【ギター教室】レッスン曲! 〜Fuckin’ In The Bushes〜
生徒さんの希望曲351~400
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や練馬など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
本日も教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さん希望曲紹介のコーナー!
今日はエレキギター編、前回に続いてオアシスの名曲のご紹介です。
今回でこのコーナー400曲目!!
それでは、いってみましょう!
〜Fuckin’ In The Bushes〜
「Oasis(オアシス)」の「Fuckin’ In The Bushes(ファッキン・イン・ザ・ブッシーズ)」です!
(※楽譜はこちらから。プレミアが付いているのか、かなり高いです)
曲名は置いておくとして、この曲むちゃくちゃかっこいいんですよね。
知らなかった方は本当に是非聴いてみてください!
ドラムが鳴り始める一発目のサウンドからもうたまりません、最高です。
この曲は2000年2月23日にリリースされた「Oasis」の4枚目のアルバム「Standing on the Shoulder of Giants(スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ)」の1曲目を飾る曲です。
アルバムのタイトルは、アイザック・ニュートンの言葉、
「私がより遠くまで見渡せたとすれば、それは巨人の肩の上に乗っているからである。 (If I have seen further it is by standing on the shoulders of giants.」
から取られているとのこと。
「ノエル・ギャラガー」はパブにいたとき、2ポンド硬貨に刻印されたこの言葉を見てオアシスのニューアルバムの名前にぴったりだと考えたそうで、タバコのパッケージにこの言葉を書き留めたが酔っていたため、翌朝になって起きてみると「Standing on the Shoulder of Giants」と書いてあり「s」が抜けているのに気付いたといいます。
そのため、アルバムタイトルにつけられた言葉には「Shoulders」の「s」がなくなっているというエピソードも。
またこのアルバムはこれまでの作品と違ってドラムループ、サンプリング、エレクトリックシタール、メロトロン、シンセサイザーなどが多く使用されており、サイケデリックに影響を受けた実験的な要素の濃い作品に仕上がっています。
イギリスでは発売から1週間で310,000枚以上を売り上げ、イギリス史上16番目に販売の出足が早かったアルバムとなり、英国レコード産業協会からはダブルプラチナの認定を受け、アメリカでも約208,000枚を売り上げました。
ただこれまでの作品とサウンドがガラッと変わったこともあり、全英アルバムチャートに29週間チャート入りしたが、オアシスのスタジオアルバムでは最も短かったということ。(それでも十分すごい感じがしますが)
オアシスファンの間でも意見が分かれる作品なのかもしれませんが、円熟味が増したようで僕は大好きなアルバムです。
この「Standing on the Shoulder of Giants」には締め切りがなかったため「何日もかけて新しく手に入れた機材をいじり倒す」時間がとれたとのことで、ノエルは前3作で使用した機材を使わず、代わりに「たくさんの奇妙なペダル、古いギター、小さなアンプ」を購入し、新しいサウンドを探求することにしたそう。
その結果今までのオアシスになかったサウンドを数多く聴くことができ、どの音にもこだわりが感じられる作品に仕上がっています。
少しマニアックな聴き方なのかもしれませんが、曲やメロディー、歌詞だけではなく、サウンドそのものを楽しんでみてください!
(※中古ならアマゾンで数百円で購入できます)
この曲はオアシスには珍しくインストの楽曲となっています。
イントロを始め曲中に収録されている「声」も非常に印象的ですが、これはワイト島音楽祭のドキュメンタリーからサンプリングしているもの。
ワイト島音楽祭(The Isle of Wight Festival)とはイングランド南岸にあるワイト島で行われている音楽祭(ロック・フェスティバル)で、1970年の第3回ワイト島音楽祭には、ザ・フー、ドアーズ、ジミ・ヘンドリックス、ジョニ・ミッチェル、マイルス・デイヴィス、ジェスロ・タル、ムーディー・ブルース、レナード・コーエン、ジョーン・バエズなど、錚々たる面々が出演しました。
この第3回の模様を撮影したドキュメンタリー映画「Message to Love: The Isle of Wight Festival 1970」が1997年になって公開され、同音楽祭はこの時期のものとしては非常に大規模なもので、数十万人の観客が参加したとされます。
冒頭の声が非常にハマっていると思いますが、これはプロモーターの声で、オーディエンスがフェンスを蹴倒している様を嘆き、叫んでいるというもの。
ちなみに、
We put this festival on, you bastards
With a lot of love
We worked for one year for you pigs
And you want to break our walls down
You want to fuckin’ destroy
Well you go to Hell!!!
と言っているようです(^^;;
最後の「Well you go to Hell!!!」の部分なんかシビれますね。
このリリース以降、この曲「Fuckin’ In The Bushes」はオアシスのライブの登場SEとして使用されることが定番になりました。
その映像もご紹介させていただきますね。
こんな登場かっこよすぎますし、オーディエンスが非常に沸いているのがわかります。
鳥肌ものの映像なので、是非ご覧になってみてくださいね!!
それではこの曲のギタープレイについてです。
非常にシンプルな楽曲ですので、ギター初心者の方もチャレンジしやすい曲だと思います。
オンコードなども使われていますがエレキギターは構わずシンプルなリフを繰り返すのみ!
「E」コードから始まり、「Emペンタトニックスケール」を使用した6弦開放交じりの王道のリフです。
途中で3弦2フレットのチョーキングからのチョークダウン、そしてプリングなどに変わったりもしますが、こちらも非常にシンプルでわかりやすいですね。
原曲そのままに弾こうとすると、難所は途中のAmペンタトニックスケールを使った下降フレーズでしょうか。
こちらはチョーキングビブラートも使いますし、フレーズが16分音符なので少々速いです。
繰り返しですし、こちらも王道のよく登場するパターンなので難しいものではないのですが、ギター初心者の方は少々苦労するポイントでしょう。
苦手な方はテンポを遅くしてじっくりと練習してみてくださいね!
この曲、このアルバムの最大の特徴は先ほども書かせていただいた通り「サウンド」です。
フレーズだけでなく、弾けたところからが本当のスタート、音作りも是非研究してみてくださいね!
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
このコーナーもこれで400曲!
ここまで続いてこれたのも皆様のおかげです、本当にありがとうございますm(_ _)m
これからも頑張っていきますので、よろしくお願い致します!!
引き続き、どんな曲でもリクエスト、ご相談お待ちしていますのでお気軽に!
それでは本日もありがとうございました!
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