2023年04月09日

これは知っておかないと!ギタリスト列伝 〜ジョニー・グリーンウッド〜

知っておくべきギタリスト

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、埼玉、千葉、神奈川など都内近郊50か所以上にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

本日は、ギタリスト列伝のコーナー!

今回は、ギタリストとしては少し異色かもしれませんが、伝説のロックバンド「Radiohead(レディオヘッド)」のギタリスト「ジョニー・グリーンウッド」をご紹介させていただきたいと思います!

 

 

ジョニーの演奏スタイルはとにかく個性的。

様々なエフェクターを駆使して奏でる多様なギターサウンド、ヴァイオリンの弓を使った幻想的な音色など、、、。

ギター以外にもシンセサイザー やヴァイオリン、オンド・マルトノなど、様々な楽器を弾きこなすマルチ・プレイヤーであり、しかもその個性的な演奏の全てが曲にめちゃくちゃマッチしているんです!

Radioheadの曲の多くの作曲を行っているジョニー。

プレイヤーとしてだけではなく作曲者としてギターと向き合うことで生まれるアレンジなのだと思います。

それでは彼のギターを堪能できる曲の数々をご紹介していきたいと思います!(とはいっても一部ですので、気になった方はいつも通りここから広げてみてくださいね)

 

〜曲紹介〜

 

 

Radiohead初期の名曲として名高い「Creep」。

ジョニーのサビ前のブラッシング(ジャカッ、ジャカッというところ)がとても印象的な曲ですね。

サビまでの静かな雰囲気から一転、ジョニーのファジーで情熱的なギターが入ることで一気に曲が盛り上がります!

この曲は当時世界中で売れに売れたのですが、「レディオヘッドはクリープだけの1発屋」とここぞと叩きまくったメディアや、ツアーやフェスに出るたびに「Creepを演奏してくれ」と要求するイベンター等に嫌気が差したのか(色々な説がある)、本人たちはこの曲を毛嫌いし何年もライブで演奏しないという時期もありました。

メンバー間でこの曲を「Crap(ゴミ)」と呼び合うジョークを使っていたほどだとか、、、(汗)

 

 

これまた初期の名曲として名高い「My Iron Lung」。

イントロのオクターバーを用いた怪しげなギターフレーズ、ヴォーカルを引き立てるアルペジオ、サビ(?)のファジーな轟音、荒々しいギターソロなど、、、どれをとってもジョニーの非凡な音楽センスが窺えます。

ちなみにRadioheadはギターが3人いるバンド。

それぞれがお互いを邪魔することなく自身の役割を果たしているので、そこに注目して聴いても面白いと思いますよ!

 

 

歴史的名盤「Kid A」に収録されている名曲「Ideoteque」。

モジュラーシンセサイザーを演奏するジョニー。

世界的な人気バンドで、モジュラーシンセをライブでメンバーが演奏する人たちなんてレディオヘッドくらい(?)かもしれません。

モジュラーシンセはあまり馴染み深い楽器ではないと思いますので、「なんだこれは?」と思うかもしれません(汗)

この曲はジョニーがモジュラーシンセで作り上げたリズムから始まったということで、「カオスが必要だ」と感じたジョニーは、偶然の音を探ったりやサンプリングを試したりしながら、50分の即興演奏を録音し、そこからトム・ヨーク(ボーカル・ギター)が短いシークエンスを取り出して曲を書いたとのこと。

トム・ヨークは「何だ?と思ったところもあったけど、40秒くらいの部分は間違いなく天才的だったから、そこを切り取った」と語っているということで、ジョニーやバンドの多様な音楽性、実験性がわかる曲でもあります。

 

 

同じくアルバム「Kid A」に収録されている楽曲「Everything in it’s Right Place 」。

もはや何を演奏しているかもよくわからないかもしれません(汗)

10(4+6)拍子のエレクトリックピアノのフレーズを土台として、ヴォーカルの伴奏をサンプリングされたヴォーカルが行いながら進んでいく、、、というプログレ的要素も入った楽曲です。

 

 

二転三転する展開がプログレッシブな曲「Paranoid Android」。

先ほどの2曲と違って、ギターがしっかりと聴ける曲紹介が戻ってきました(笑)

見所が多すぎて、むしろ見所のみでできているような曲ですが、ギタリストとして注目したいのはやはり曲の要所に入るギターソロ!

エフェクティブで情熱的で変態的なソロが曲を最高潮へと盛り上げていきます!

ロックバンドのギタリストらしからぬフレーズですが、非常にかっこよくサウンドをまとめ上げるプレイに、ジョニーのギタリストとしての懐の深さも感じることができますね。

 

 

Radioheadの中ではかなりキャッチーな曲「Karma Police」。

ここではピアノを弾いているジョニーが拝めます。

目立つことはしていませんが、気の効いたフレーズで曲の雰囲気作りに貢献しています。

 

 

はい、ということでいかがでしたでしょうか!

ジョニーの演奏は決して上手いわけではありませんが、どの楽器にしても非常に味がありますね。
(僕の先輩が言っていた言葉ですが、「上手いからといって必ずカッコ良いわけではないのが難しいところ。ただ、下手くそはカッコ悪い(汗)」)

ジョニーにしかない独特の空気感みたいなものが、どの楽器を演奏していても伝わってきます。

なんなら楽器なんて演奏しなくても、立っているだけで彼の世界観が伝わってくるのではないでしょうか(笑。いや、案外間違いではないかも)

Raedioheadの音楽性は一般受けするものではないとは思いますので、「なんだこのバンド!?」となる方も普通よりは多いかもしれません。

が!

逆にハマると、とことんハマると思います。(中毒者も多いです)

流行りの音楽には飽きた、もっと刺激的で変わった音楽を聴きたい、かといってマニアックすぎて誰も知らないのも聴きたくない、、、といったニーズにはぴったりのバンドです。

あまりギタープレイをコピーしたくなるようなバンド、ギタリストではないかもしれませんが、聴くと確実に自分の音楽の感性を広げることができると思いますので、今回気になった方は是非、他の曲も聴いてみてくださいね!

 

それでは本日もご覧いただきありがとうございました!

 

 

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