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2016年12月22日

ギター用語事典! 〜アコギ?フォークギター?ガット?それぞれの違い〜

ギター雑学

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や中野など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

本日はギター用語事典のコーナーということでお送りしたいと思います!

これはですね、実際に教室の生徒さんにも多く質問を受けることなのですが、

 

「アコースティックギター」と「フォークギター」の違いって何?

「クラシックギター」と「ガットギター」って何?

 

というものです。

 

確かによく分からないですよね。

細かい区別はできていなくても、選ぶギターを間違えなければ知らなくても大丈夫だったりはするのですが(僕もギターを始めて10年くらいは細かくは知らないままでした(汗))

本日はこの分類をご紹介してみようと思います。

 

 

〜アコースティックとは〜

 

まずは「アコースティック」という言葉の意味から見てみましょう。

 

・アコースティック

電気的な機器・装置を使わない、楽器本来の響きをもつさま。生の。「アコースティックなサウンド」「アコースティックギター」

 

とあります。

 

これが本来の意味ですね。

ようは「電気的な回路を使っていない」ということなのですが、今ではアコギに電気的回路を取り付けてエレキギターの様にケーブルに繋ぎ、アンプなどから音を出せるようにした「エレアコ(エレクトリックアコースティックギター)」も多くありますし、エレアコは実際に色々な場面で使います。

他にもボーカル、アコギ(エレアコ)、ピアノ、エレキベース、カホンなどの編成で、電子楽器を一部含んでいても「アコースティックな編成」と言ったりしますね。

時代とともに言葉が少しづつ変わる様に、この「アコースティック」という言葉の意味も本来のものとは少し違ってきています。

ですがそれは一旦置いておいて、今回大事なのはその本来の意味です。

 

まず結論から言いますと、

「フォークギター、ガットギター、クラシックギター、フラメンコギター」というものは全て「アコースティックギター」に分類されます。

「アコースティックギター」というものが一つの大きなカテゴリーだと思ってください。

ですので、今のものは全部「アコースティックギター」でもあります。

意外でしたかね?

その上で、種類別に見ていってみましょう!

 

 

〜何が違う?〜

 

「アコースティックギター(略してアコギ)」は大きく2種類に分類することができます。

それは「金属の弦を張るギター」と「ナイロン弦(ガット)を張るギター」です。

 

そのうち、金属の弦(スチール弦など)を張るギターが「フォークギター」と呼ばれます。

ですが今では「アコギ=フォークギター」という認識になっていることが多いので(多いというか全部と言ってもいいくらい)、普通はアコギというとこのフォークギターのことを指します。

 

そしてもう1種類の「ナイロン弦(ガット)を張るギター」。

これのことを「ガットギター」と呼びます。

「ガット」とは「腸」のことで、ナイロンなどの人工的な素材ができる以前は、ギターなどの弦に羊の腸を細く加工したものが使われていました。

今ではガットは使われないので僕も詳しくはわからないのですが、ガットは水に弱いとか耐久性があまりないとかいう話もあります。

実際に試すことができればレポートできるんですけどね(汗)

今でも探せばないことはないらしいのですが、1セット1万円くらいするそうです(高い)

ちなみにテニスやバドミントンの「ガット」にも昔は羊や牛の腸が使われていました(テニスでは今でも牛の腸を使ったものが、耐久性は低くて値段が高いが性能が良いと需要があるみたいです)

豆知識ですね(笑)

 

話を戻しますと「クラシックギター」と「フラメンコギター」にはナイロン弦(ガット)を張りますので、これらが「ガットギター」と呼ばれるものです。

ガットギターにも「エレガット」という、エレアコのようにアンプなどにも繋げるようにしてあるものもあります。

クラシックギターとフラメンコギターがどう違うかなどはまた次にしますね。

今回はアコギの分類をしっかりと区別できるようになっていただければと思います!

 

 

はい、ということでいかがでしたでしょうか?

 

「アコースティック」という言葉の本来の意味からギターの分類を見てきたわけですが、大事なのはこれを覚えることではなく認識が合っていることです。

クラシックギターのことを指して「アコギ」と言っても、それを聞いた全員が間違いなくフォークギターのことだと思うでしょうし、楽譜などの曲解説で「原曲はガットギターでプレイしているが、ガットギターがなければアコギでも構わないだろう」と書かれてあったりもするわけです。

やっぱり先ほども書いたように「アコギ=フォークギター」という認識ですね。

その辺りはしっかりとおさえておいて下さい!

 

次回はこれの続きといいますか、フォークギターとガットギターの見分け方や違いなどを書いていきたいと思います!

 

それでは本日もありがとうございました!

 

 

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