【ギター教室】レッスン曲! 〜Fly Me To The Moon〜
生徒さんの希望曲251~300
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や中野など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
本日は教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さん希望曲紹介のコーナー!
今日はエレキギター&アコギ編、超有名なジャズ、ボサノヴァのスタンダードナンバーをご紹介してみようと思います。
それでは、いってみましょう!
〜Fly Me To The Moon〜
「Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン)」です!
(※楽譜はこちらから)
・ジャズスタンダードバイブル(ギター用というわけではありません。サンプルが見れますので、どういうものかチェック!)
・ソロギター(他にも色々なアレンジの本があります)
・アドリブ練習にも
聴いたことのある方も、ものすごく多い曲だと思います。
今ではジャズ、ボサノヴァのスタンダード曲として広く親しまれ、様々なミュージシャンによる数多くのカヴァーを聴くことができます。
非常に多くのスタンダード曲がそうなのですが、キーやアレンジの違いはもちろん、歌あり、インストなど演奏スタイルも様々です。
この曲は1954年に作詞・作曲家の「バート・ハワード」によって作られたもので、当時の曲のタイトルは「In other words」。
曲調も3拍子で、現在最もポピュラーな基本的アレンジとは異なるものでした。
現在多く耳にする「Fly Me to the Moon」が完成するのは、1962年の事。
作曲・編曲家の「ジョー・ハーネル」 が4拍子のボサノヴァ風に書き直し、これが現在よく知られているアレンジの一つとなりました。
その後、20世紀を代表するシンガーの一人、「フランク・シナトラ」によってカヴァーされた「Fly Me to the Moon(日本語で「私を月に連れて行って」)」が爆発的にヒットします。
「フランク・シナトラ」がこの曲を発表した1960年代、アメリカ合衆国はアポロ計画の真っ只中にあって、本当に「月に連れて行って貰える」のは、非常に近くまで迫っている、近未来の出来事でした。
そのため「Fly Me to the Moon」は一種の時代のテーマソングのように扱われたそうで、これがこの曲のヒットにつながった様です。
シナトラ・バージョンの録音テープは実際にアポロ10号・11号にも積み込まれ、「人類が月に持ち込んだ最初の曲」になりました。
本当に数多くのカヴァーが存在するのですが、こういったこともあり、先程ご紹介させていただいたものは「フランク・シナトラ」バージョンを選ばせていただきました。
ちなみに元々のタイトルである「In other words」という台詞は歌詞の中にも登場しており、現在でもこの曲をカバーする際に 「Fly Me to the Moon (In Other Words)」というタイトルとしているアーティストもいます。
それではこの曲のギタープレイです。
と言いたいところなのですが、アレンジなどにより全く違うものになってしまうため難易度もプレイ内容も様々。
一つに括ることができません(汗)
しかしながらシンプルに演奏するのであれば、ベーシックになるものだと登場するコード数もそこまで多くありませんので、初心者の方の練習にもなります。
コードに慣れてきたら8ビートなどのストロークパターンと合わせてみても良いですし、ボサノヴァでよく使う「ターターツタータ」というリズムの指弾きと合わせてみても良いですね。
ジャズ、ボサノヴァのスタンダード曲の中では、部分的な転調も少ない方かと思いますので、ある程度ギターに慣れている方はアドリブを練習してみたり、もっとチャレンジしたい方はアウトフレーズなども試してみたり。
弾き語りするもよし、ソロギターで演奏するもよし、様々な楽しみ方ができると思います。
ということで、最後に色々な演奏パターンをご紹介させていただいて終わりにしようかと思います。
きっと、皆さんも気に入るものがあると思いますよ!
それではまず歌ありから。
「アストラッド・ジルベルト」による「Fly Me to the Moon」です。
次にテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングテーマとしてカヴァーされた、「CLAIRE(クレア・リトリー)/YOKO TAKAHASHI(高橋洋子)」によるバージョン。
これを覚えている方も多いのではないでしょうか?
次は「宇多田ヒカル」さんのバージョン。
R&B、ブラックミュージック色が強くなっていて最高にかっこいいです。
それではここから偉大なジャズギタリストのインストを3つお届けします。
「ウェス・モンゴメリー」、「ケニー・バレル」、「ジム・ホール」。
ギタリスト、ミュージシャンとしての個性が違いますが、どれも素晴らしい演奏です。
是非、聴いてみてください。
ここからはソロギターによる演奏を2つ。
一つは以前にもこのブログで少しご紹介させていただいた「チョン・ソンハ」さんの演奏です。
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
色々な形で親しまれるスタンダードナンバーだということが伝わりましたでしょうか?
難しいものもありますが、気に入った雰囲気のものがありましたら、是非チャレンジしてみてくださいね!
それでは本日もありがとうございました!
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