実は狂ってる!?本当に大事なチューニング! 〜第二回 オクターブピッチ〜
ギターメンテナンス
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や中野など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
今日は前回に続きチューニングの話です!
何事も慣れてきた頃が一番色々気にしなくなってきて、知らない間に見落としがあったりするものだと思います(汗)
チューニングももう完璧にできていると思っていませんか?
一度ご一緒に確認していきましょう!
〜オクターブピッチは合わせてる?〜
オクターブピッチというものはご存知でしょうか?
実は普通にチューニングしただけだと12フレットまでしかピッチが合っていません。
12フレット以降はオクターブ調整をしないと音程がずれちゃうんですね。
オクターブピッチが合っているかの簡単な確認方法としてはチューニングをした状態で、12フレットのナチュラルハーモニクスを出します。
そのあと同じ弦で12フレットを押さえて弾きます。
これをチューナーを付けた状態で各弦行って、12フレットのハーモニクスと実音があっているかをチェックします。
12フレットのハーモニクスはチューニングした直後なのでピッタリ合っていると思いますが、(もしハーモニクスが合っていなかったらもう一度チューニングしてください)実音がハーモニクスとずれていたらオクターブピッチができていないということになります。
その場合、12フレット以降で演奏するとピッチが甘くなっていて音程に違和感が出ます。
レコーディングなんかだと演奏はちゃんとできていても、ピッチが悪いので使えません。
オクターブ調整は各弦が独立しているので、弦1本1本に対して個別に調整できます。
基本的にはブリッジのサドルを調整して行います。
慣れれば自分でも手軽にできる作業ですし、自分でやる人も多いですね。
というかこれくらいのメンテナンスは自分でできた方が良いです。
ただアコギの場合はサドルを削らないといけないので、プロに任せた方が無難だと思います(汗)
オクターブピッチは定期的に確認しましょう!
(※本も色々出ていますので、よくわからない方は読んでみてください)
〜どのくらいのペースで調整する?〜
オクターブ調整はできたら弦交換のたびに行ってください。
弦が錆びていたり劣化していると単純にピッチが悪くなります。
ずれているのは弦の劣化が原因の可能性もありますので、弦を交換してから調整しましょう!
古い弦の時はピッチがズレズレだったのに、弦を替えただけでピッタリ合ったなんてこともあります。
そして定期的にプロに頼んでメンテナンス!
これ重要です。
ギターの基本調整にオクターブ調整やネックの反り調整なども含んでいますし、それだけなら5000円ほどです。
もっと直したほうがいい箇所があれば説明してもらった上でプランを提案してもらえたりもしますし相談もできるので、腕の良い馴染みのリペアマンを近くに作ると良いでしょう。
人間は病気にかかると病院に行きます。
手術も場合によってはしますし、入院もします。
体が痛いと整体やマッサージに行きます。
ギターも具合が悪くなるんですね(汗)
自己メンテナンスで普段は大丈夫ですが、時にはお医者さんの力が必要になります。
それがリペアマンです。
自己メンテナンスもできていないと状態はどんどん悪くなりますので正しい知識もつけていきましょう!
エルギタースクールでは、レッスンで生徒さんにメンテナンスや調整の方法をお伝えしたり、腕の良いリペアショップをご紹介もしています。
お気軽にお問い合わせくださいね!
ではでは本日もありがとうございました!
次回はチューニング編ラスト、行きたいと思います!
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