2016年10月28日

高いから良いとは限らない!リペアショップ選び!

ギターメンテナンス

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や中野など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

先日、教室の生徒さんの一人とこんなやりとりがありました。

 

「先生、初めてギターをリペアショップに持って行ってみようと思うのですが〇〇の内容だと1万円かからないくらいですか?」

「そうですね、1万円はかからないと思います。でも5000円くらいでやってくれるところもありますよ。」

「えっ、そうなんですか?でも安いと不安ですよね?やっぱり5000円のところよりは1万円のところの方が安心ですよね?」

「いや、全くそうとも限らないです。」

「どういうことですか?」

 

レッスン後の一幕です(笑)

 

僕は日頃から、しっかりとメンテナンスがされているギターは全然違うというのをよく生徒さんとお話しするのですが、その際に「じゃあどこのリペアショップに持って行くか」というのが一番悩むポイントであると思います。

もちろん僕がお世話になっているショップはリペアがしたい生徒さんにご紹介するわけですが、その生徒さんの家から近いわけではない場合もありますし、できるだけ近場で済ませたいというのが本音だと思います。

 

ところがショップを選ぶときに、

「高いから良いわけではない」

という真実があります。

 

まあ高くてもちゃんと、他にはない設備を提供しているからとか、その価格に十分満足のできるしっかりしたショップもあるので、それが難しいんですけどね(汗)

 

ということで本日はリペアショップ選びのポイントを少しお話ししていこうと思います!

 

全部はとても文章では長くなりすぎてお伝えできないので、少しですよ少し、、、、、、(笑)

こういった本で、メンテナンスの基本を知っておくのも良いと思います)

https://amzn.to/31O0Ipd

 

 

〜価格のカラクリ、しっかりした目を持とう!〜

 

どんなことにも言えると思いますが、その価格が適正かどうかを判断するにはまず「相場」を知りましょう!

 

例えば皆さんが家を借りる時、「この駅から徒歩◯分で築◯年か、、、、高いな」とか、「安すぎる!この物件何かあるんじゃないの?」とか色々考えると思います。

食べ物を買う時も、「これ、コンビニで買うと200円だけど、ここのスーパーは100円で売ってる!」とかあるわけです。

「安いのか高いのか」その判断ができるのはその商品の「相場」をある程度知っているからでしょう。

そしてその上でその商品をここで購入するかを選択しているわけです。

そのお店が「何をウリにしているか」も大事ですね。

コンビニでは商品の価格よりも「便利さ」が武器です。
どこに住んでも家のすぐ近くにあったり、24時間営業(あるいはその地域で一番遅くまで営業している)であったり、宅配受取やら何やら便利なサービスがあったり、、、、、。

スーパーもいくつかの商品を「特売」として安売りして、それを買うついでに他の商品も買ってもらおうという戦略があります。
なので場合によっては「お一人様◯点まで」という制限があったりするわけです。
仕入れ値より安く売っている場合もあるので、そればかり買われてしまうと赤字になっちゃうんですね。

最近ドラッグストアでもお菓子が大々的に安売りされていますが、あれもお菓子で人を呼び込んで「主力商品の薬」をついでに買ってもらおうという戦略です。
あるいはその時はお菓子だけしか買ってもらえなくても、それを繰り返すことでそのお店が「馴染みの店」になるので、本当に薬が必要になった時にそこで買ってもらえる確率が高くなるんですね。
ドラッグストアのお菓子とか、すごく安いですよね。僕もよく買っちゃいます(笑)

 

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こういう風に、まったく同じ商品でも価格が違うのはそれなりの理由があります。

普段身近なものだとその判断がしやすいのですが、リペアショップは楽器をやっていない限りなじみは無いと思うので、なかなか難しいですよね。

 

そしてこういう例のように「価格がお客さんに還元されている」場合だといいのですが、世の中全てがそうじゃ無いんです(汗)

それを次で見ていきましょう。

 

 

〜広告費、宣伝費〜

 

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昔、賃貸の物件を探している時にこんなことがありました。

「あれ?まったく同じ物件なのに、別の不動産屋さんで見た時と月々の家賃が5000円も違う」

 

そうなんです。

部屋番号も何もかもが同じ物件なのに、家賃が5000円も違ったんです。

月5000円って大きいですよね。
1年間だと5000円×12ヶ月なので、年間6万円も違います。

しかも月々5000円も高かったのはテレビでCMも流れている某大手不動産でした。

 

「何でこんなに違うんだろう」と思った若かりし私は(笑)、調べてみました。

そしてその月々の5000円はおそらく「広告宣伝費」にまわっていることがわかりました。

 

お客さんを獲得するには「中身」はもちろん重要ですが、中身があってもある程度認知されていないと悲しいことにお客さんは来ないんです。

人間の心理で、全く知らないものよりは日頃からよく目にするものの方が信用があるというのがあります。

だから「宣伝」というものはすごく重要なんですね。

音楽でもよくいう「いい曲さえ作っていれば、いつか売れるさ」というのと似ているかもしれません。

確かにいい曲を作ることはとても重要なのですが、このブログの生徒さん希望曲紹介でも取り上げているように「世の中にいい曲を作るアーティストがどれだけいるか」という話になります(汗)

みんな真摯に音楽に取り組んでいるので、いい曲をいっぱい作るんですよ。

もちろん誰もが唸るような名曲を作れば放っておかれないですが、その名曲を誰かにアピールする場は必ず必要になってきます。

 

そして大事なのはここから、宣伝が重要なのはリペアショップも一緒だということですが、問題はその宣伝方法です。

 

1、最近は無料の宣伝媒体なども多くあるので、それを使っている場合。

2、そのショップが丁寧で良い仕事をしてくれるので口コミなどで広まり、一定以上のお客さんが来てくれるようになったので宣伝費も使えるようになった場合。

3、良い仕事をする人気のショップということで雑誌などの関係者の目に止まり、宣伝費をかけずに取り上げてもらえる場合。

4、宣伝をするために普段の料金に宣伝費を上乗せしている場合。

 

4が問題というのはわかるでしょうか?

 

大事なのは「お客さんの満足」なので、宣伝費を上乗せしているのが悪いのではなくその価格でも「お客さんが本当に満足」してくれれば何も悪いことはないと思います。

ですが実際はそういった宣伝によりある程度お客さんが来るので、その数のお客さんをさばくために「雑な仕事」になったりだとか、ひどい場合は腕のある従業員が足りないので「専門学校などを卒業したてのまだ素人同然」のアルバイトにリペアを任せたりするところもあります。

しかもそれを出来上がりとしてお客さんに返す前にチェックしないんですよ。

なので高い費用を払って、

「これ、前と何が変わったんですか?」

ということになったりします。

 

僕も20歳くらいの頃は引っかかったりもしましてね(汗)

痛い目を見たこともあります(笑)

 

その出来上がり状態のギターを他のショップに持って行った時に「いや〜、これはひどい仕上げですね(苦笑)」と言われたこともあります。

 

ということで、世の中「高いから良いサービスを提供してもらえる」というのは大きな間違いなんですね。

でも実際に、あまり知らない分野だと「このお店が流行っているのは中身が良いから」なのか、「中身はないのに宣伝にお金をかけているから」なのかはわからないですしね。

難しいところです。

 

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少しのつもりだったけど、わかりやすくお伝えしようとしたらやっぱり長くなりすぎてしまいました(汗)

 

そしてまだ終わっていないので、2回に分けようと思います。
ごめんなさい、、、、、

 

次回は「じゃあどうやってリペアショップを選べばいいの?」というところを少し具体的に書いてみようと思います。

長くなってしまって申し訳ないのですが、なるべく楽しく、そしてタメになるように読んでいただける様、書いていきたいと思いますので是非お付き合いください!

 

本日もありがとうございました〜!

 

 

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