【ギター教室】レッスン曲! 〜Green-tinted Sixties Mind〜
生徒さんの希望曲051~100
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や中野など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
本日も教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さん希望曲紹介のコーナー!
今日はエレキギター編、昨日の流れで「Mr.Big」の曲をご紹介しようと思います。
それでは、いってみましょう!
〜Green-tinted Sixties Mind〜
「Mr.Big」の「Green-tinted Sixties Mind(邦題:60’S マインド)」です!
(※楽譜はこちらから)
・アルバム
・ベスト
この曲も前回ご紹介させていただいた曲「To Be With You」と同じ1991年発売、「Mr.Big」の2枚目のアルバム「Lean Into It」に収録されており、シングルカットもされた曲です。
そしてちなみにこのシングルは「Mr.Big」が日本限定で発売した1作目のシングルとなっております。
ご存知の方も多いかもしれませんが、「Mr.Big」というバンドは本国アメリカよりも日本の方が人気のあるバンドなんですね。
その縁か、ギターの「ポール・ギルバート」は日本の音楽専門学校の校長という立ち位置になっていたり、日本の音楽番組や音楽バラエティーにも出演したりしています。
ベースの「ビリー・シーン」、ドラムの「パット・トーピー」も「B’z」のレコーディングに参加したり共演したりしており、ボーカルの「エリック・マーティン」も「B’z」のギタリスト「松本孝弘」さんのプロジェクトに参加したりもしています。
「Mr.Big」がデビューした時期はアメリカではちょうどハードロック系の音楽が下火になっていく頃でもありましたし、本国での人気がそれほどでもないのは時期も悪かったのかもしれません。
その反面、日本ではとても多くのファンがおり、最も有名な洋楽のバンドの一つとなっています。
バンド結成当初のコンセプトである「ブリティッシュハードロックに根差したブルージーなロックバンド」という方向性が日本では受け入れられたのかもしれませんね。
そしてこの曲は前回ご紹介した曲「To Be With You」と同様、良くも悪くもバンドの分岐点になったと言える曲です。
その辺りのことは前回のこのコーナー「教室のレッスン希望曲!アコギ編 〜To Be With You〜」に書いてありますので、もしよかったらそちらも読んでみてくださいね!
そしてこの曲のギタープレイです。
この曲ではイントロからタッピング(ライトハンド)奏法が登場します。
ハードロックやメタルのギターでは他のジャンルに比べて多く使われるテクニックですが、馴染みのない方には「何、それ?」となる奏法でしょう。
ざっくり言うと、普通は右手のピックなどで弦を弾いて音を出していきますが、このタッピング奏法は右手でもギターの指板に対して直接「ハンマリング」や「プリング」を行い、左手だけでは不可能な離れたポジションの音も同時に演奏していくというテクニックです。
文章で伝えるのは本当に難しいですね(汗)
見た目も派手なテクニックなのでやりたがる方は多いのですが、結構難しいです。
エルギタースクールではそんなタッピングがやりたいという初心者の方も、基礎からじっくり丁寧にレッスンさせていただいておりますのでご安心ください(宣伝です(笑))
タッピングは難易度もある程度高くかなり速いフレーズばかりなのですが、この曲はそれらに比べるとかなりゆっくりで弾きやすい部類に入ります。
ですのでタッピングの入門曲としてもレッスンでよく使っております。
もちろんいきなりこのフレーズは少しきついと思うので、基礎フレーズをいくつか弾いていただいて、タッピングに少し慣れてからですが。
もし、タッピングに興味はあるけれど難しそうだから挑戦したことがない、、、、、という方は是非この曲をオススメします!
タッピングフレーズがまず耳を奪う曲ですが、その他の部分も良いですよ!
バッキングは「ポール・ギルバート」らしい、コードを弾きながら高い音のオカズも入れるという一人二役プレイ!
ポールの持ち味の一つですね。
間奏は一部変拍子になりますのでリズムのキープが重要ですが、この変拍子はメロディーに沿ったものなので、メロディーさえ覚えてしまえばそれほど難しくはないでしょう。
それよりも、ここで登場するチョーキングのニュアンスはかっこいいです!
少しピッキングハーモニクスがかかったような、まるでギターが叫んでいるかのようなチョーキング!
このニュアンスが出したいけど出せないという方は大勢いらっしゃいます。
ちなみにそのニュアンスの出し方もレッスンではお伝えしています。
お伝えしたからといってすぐにできるわけではないのですが(汗)、みなさん「なるほど!」と納得はしていただけますね。
あとは練習あるのみです(笑)
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
最後にこの曲のライブ映像をご紹介して終わりにしようと思います。
最初の映像でも少し映っていますが、MVよりもライブ映像の方がよりタッピング奏法も目で見て分かりやすいと思いますので、是非見てみてくださいね!
それでは本日もありがとうございました!
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