音が劇的に変わる!ピックの選び方 〜番外編 同じピックでも結構違う〜
ギター小物の話
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
今日はピック編の番外編ということで、同じピックでもこんなに違うというものを少しご紹介したいと思います!
(※自分にぴったりのピックが見つかる本というものも出版されています)
〜結構違う、JAZZ IIIピック〜
ピック編の記事でも少し名前を出しました、人気のピックの一つである「ジャズIII」ですが色が違うだけでなく、素材も違います。
まずはスタンダードなジャズIIIです。
赤の素材は「ナイロン」で、黒は「スティッフォナイロン」となっています。
黒の方が手触りも少し硬く、サウンドも赤より少し硬いです。
ピッキングした時の反応が黒の方が赤よりも速く、音がすぐにスコーンと出てくるイメージですが、反応が良いのが必ずしも良いとは限りません。
その分赤の方がナイロン素材らしく、サウンドに艶があるような感じです。
そしてジャズIIIの「マックスグリップシリーズ」。
こちらは赤と黒に加えてグレーがラインナップされています。
マックスグリップシリーズは従来のジャズIIIに滑り止めが付いたもので、これが結構効きます。
手汗をかきやすかったり、ピックが滑ってしまうという方は一度試してみてください!
サウンド面は従来のジャズIIIと同じような差で、それにグレーの「カーボン」素材が加わりました。
カーボンは黒のスティッフォナイロンよりもさらに音も固くした感じといえば伝わりやすいでしょうか。
赤<黒<グレー、の順で固くなっていきます。
そしてジャズIIIはアーティストの愛用者も多いです。
これは「エリックジョンソン」のモデルです。
使ってみてもそんなに大きな違いはないのですが、エリックジョンソンが使用していたヴィンテージのジャズIIIから型を起こしなおして制作されたものです。
そしてこれ。
ジョンペトルーシのモデルです。
こちらは滑り止めが付いており、素材に「ウルテックス」が使われています。
ピックの先端が磨き上げられており、音の発音もはっきりと出る印象です。
ジョンのこだわりが詰まっていますね。
他に「ジャズ I」と「ジャズ II」もあるのですが、やっぱりジャズIIIがダントツの人気です。
他のものは先端が丸かったりもしますしね。
好みが大きく分かれるところでしょう。
〜もう一つの人気アーティストモデル!〜
そして昔から根強い人気のモデルの一つといえば、「ポールギルバート」のピックでしょう。
見たことありませんかね?
大抵の楽器屋さんに置いてあります。
画像は青ですが、全部で5つのカラーバリエーションがあります。
素材は最もポピュラーな「セルロイド」が使われていますが、赤のみ「PVC樹脂(ポリ塩化ビニル)」が使用されています。
そのため赤は他のものと違ってサウンドが少し粘っこく、音の輪郭がはっきりと艶やかに出てきます。
もしかするとポールも状況によってピックを使い分けているのかもしれませんね。
このピックの難点は消耗が激しいところです(汗)
それ以外は最高なんですけどね。
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
こんな感じで色が違うだけに見えるピックでも、実は素材が違ったりなんてことがあります。
気に入ったピックに出会った時、「なぜ自分はこのピックが好きなのか」というところを疎かにせず追求していくことで、自分なりのサウンドが生まれてくると思います。
何よりも音を気にするというところは、一番の上達への近道ですしね!
こだわりを持って、楽しく演奏していきましょう!
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