2016年11月16日

ギター用語事典!番外編:スイッチング奏法とキルスイッチ

ギター雑学

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

前回はピックアップセレクターでピックアップを切り替えることによって、音色が変わるということをお伝えさせていただきました!

「ギターの構造に強くなる本!」なども出版されていますので、購入して読んでみるのも良いと思います)

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今回はその番外編として「スイッチング奏法」についてご紹介してみようかと思います。

まあ結構特殊な奏法なので、ほとんどの人はやらないと思いますが(笑)

 

それでは本日もいってみましょう!

 

 

〜スイッチング奏法〜

 

百聞は一見にしかず。

まずは見ていただきましょう!

 

 

「ROLLY」さんのモテギタリスト養成塾より「スイッチング奏法」です!

これができても、きっとモテるわけではないですが、、、、、(汗)

ローリーさんはその強烈なキャラで知られているとは思いますが、すごくギター上手いですからね。

そして絶対にものすごくいい人です(確信)

 

動画の中で、セレクターをひたすら動かしているのが分かりますね。

これがどういう原理かと言いますと、レスポールタイプの場合はギターのボリューム(トーンコントロールも)がフロントとリアで別々になっているんですね。
(ボリュームやトーンコントロールに関しては、近々詳しく書いてみようと思います。)

(※そして後日書きました。「ギター用語辞典! ボリュームとトーン」「ギター用語辞典!番外編:ボリューム奏法(バイオリン奏法)」)

ですのでどちらかのボリュームをゼロにしておくと、それに切り替えた時に音が出なくなります。

仮にここではリアをゼロにしたとしましょう。

その状態でピックアップを「フロント→リア(音が出ない)→フロント→リア(音が出ない)→フロント→リア(音が出ない)→フロント、、、、、、」と素早く切り替えていくと、音が出る状態と出ない状態が交互に繰り返されるので、途切れ途切れの電子音みたいなサウンドになります。(別に切り替えは素早くなくても良いです)

大事なのは「リズム」に合わせて切り替えることですね。

セレクターは本来こういう目的で作られてはいないので壊れやすくはなってしまいますが(汗)、レスポールタイプのギターをお持ちの方は是非一度試してみてください!

 

そしてストラトタイプの方。

ストラトタイプの方はボリュームが独立しておらず一つですので、この奏法はできません!(笑)

ですがストラトタイプではレスポールタイプにはできない(というか難しい)「ボリューム奏法(バイオリン奏法)」ができますのでご安心ください!

この「ボリューム奏法」についても、また後日書かせていただこうと思います。

 

 

〜キルスイッチ〜

 

世の中には「キルスイッチ」というものがありまして、この回路をつけることでストラトタイプでも(というかどんなギターでも)この「スイッチング奏法」を行うことができます。

キルスイッチとはその名の通り「ギターのピックアップからの信号をミュート」するもので、押している間だけミュートされるボタンタイプのものから、トグルスイッチのような切り替えるタイプのものもあります。

 

一番有名なのは以前、知っておくべきギタリストコーナーでもご紹介した「トムモレロ」ではないでしょうか。

 

 

のっけからスイッチングしまくってます。

あと、3:26〜のギターソロの後半でもやっていますね。

これをやりたいがために手持ちのギターを改造したという人も多いとか、、、、、。

その後一時的に、スイッチの修理でリペアショップを訪れる人が急増したという都市伝説のようなものもございます(笑)

 

 

そしてこちら、「バケットヘッド」さん。

まずその強烈な見た目が目を引きますが、ギターテクニックは超絶です。(1:18〜のギターソロを見ればその超絶技巧がわかります)

これはボタンの「キルスイッチ」ですね。

赤いボタンを押しまくってますのでわかりやすいと思います。

やっぱり「リズム」が大事です。

 

最後に、「エディヴァンヘイレン」もキルスイッチをつけています。

 

 

こちらは「Van Halen」のデビュー曲「You Really Got Me」(キンクスのカヴァー曲)です。

TVなどでもよく使われているので聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

2:12〜のギターソロの最後、ロングトーンでキルスイッチを押しまくっています。

 

 

はい、ということでいかがでしたでしょうか?

本来はこういう使い方をするために作られたものではなかったのですが、追求することはすごいことですね。

おそらく
「おっ!これをこう使えばこんな音が出るじゃないか!面白い!」

というところから生まれた奏法ではないでしょうか。

遊び心も大事ですね。

 

というわけで、皆さんも楽しんでギターを弾いていってください!

 

 

〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜

 

 

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カテゴリー:ギター雑学

 

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