2016年10月25日

ギター用語辞典! 〜エレキギター本体、各部の名称と役割〜

ギター雑学

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や中野など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

今日は新コーナー!

ギター雑学ということで、第一回目は「エレキギター本体、各部の名称と役割」を見ていきましょう!

「ギターの構造に強くなる本!」なども出版されていますので、購入して読んでみるのも良いと思います)

https://amzn.to/2IZwUxj

 

これも最初はさっぱり名前、特に役割なんかはわからなくて、「このパーツって何のために付いてるの?」という方が多いです。

もちろん初心者の時は誰だってそうなので何も恥ずかしいことはないのですが、これを知らないと音楽仲間とギターの話をした時に全然ついていけなかったり、雑誌の記事や好きなアーティストのインタビューを読んでも意味が分からないということが多々あります。

僕も最初は苦労しまして、付録で「ギター用語辞典」なんてものが付いている音楽雑誌を何冊も買いあさって調べたりしたものです(泣)

今は便利なインターネットの時代ですのでチョチョイと検索すればすぐに詳細が出てきますが、調べたいものの「名前」が分からないとそもそも調べようがなかったりしますし、このコーナーで皆さんのギターに対する知識を深められれば大変嬉しいです!

専門用語はいっぱいありますのでこのコーナーも長く続きそうですが(笑)

 

それでは第一回目、「エレキギター本体、各部の名称と役割」いってみましょう!

 

 

〜エレキギター本体、各部の名称と役割〜

 

まずは画像です。
見えますでしょうか?

 

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エレキギターの中でも代表的なモデルの、「ストラト」タイプのギターと「レスポール」タイプのギターを貼ってみました。

見比べてみると各部の名称は同じであるというのがわかります。

ここに出ているものがギターの「最も基本的な各部の名称」です。

それでは一つ一つ見ていきましょう!

 

1、ヘッド

 

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ギターやベースの「顔」とも言える部分で、ほとんどの場合ここにブランドネームやモデル名が入れられています。
ヘッドのないモデル(ヘッドレス)や一部の特殊な機種を除いて、チューニングをするための「ペグ」も取り付けられており、ボディはもちろんですが、このヘッドにも様々なデザインがあり、各ブランドの特徴が出ています。

 

2、ネック

 

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ピアノで言うと鍵盤にあたる部分で、ほとんどのギターやベースのネック表面には「指板(フィンガーボードともいう)」と呼ばれる板が貼ってあり、そこに「フレット」が打たれています。
ネックにも太いもの、細いもの、三角形に近いものなど様々なタイプがあり、好みによりますが楽器を選ぶ大切なポイントの一つです。
ギターのメンテナンスでもよく話題になる「ネックが反る」というのは、これが曲がってくることを言います。
又、ほとんどのギターにはこのネックの中に「トラスロッド」と呼ばれる金属製の棒が埋め込まれており、そのトラスロッドを回すことでネックの反りをある程度矯正できるようになっています。

 

3、ボディ

 

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名前の通り、ギターやベースの胴体部分です。
ボディの材質や形、構造などは楽器の音色を決める大きな要素の一つで、一般的には重い材で作られたものは中音〜低音がよく出て、軽い材で作られたものはシャープな音になるとされています。
実際は様々な要素が絡むので必ずしもその限りではありませんが、その傾向はあります。
「そのギター何キロ?」
「3.4キロ」
「ちょっと軽くない?音は大丈夫?」
「いや、意外とねー。この軽さの割に太い音がするのよ。」
みたいなプロ同士の会話は、実際に結構あります(笑)

 

4、ペグ

 

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チューニングの時に弦を締めたり緩めたりして調整するパーツ。
ペグにも様々なものがあり、チューニングの精度が上がるものや、弦交換が楽になるロック式のペグもあります。
チューニングを正確に、スムーズに行うためにも、意外と大事なパーツです。

 

5、ナット

 

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ヘッドとネックの境界にあり、「ブリッジ」とともにギターやベースのスケール(ここでいうスケールとは弦長の事。音階という意味でもスケールという単語は使います)と弦の幅を決めているパーツ。
各弦を通す溝があり、弦を支えています。
昔は牛骨性が一般的でしたが、ブラスやカーボン、プラスチックなど、色々な素材のナットがあります。
ここも手入れを怠ると、弦が切れやすくなったり、チューニングに影響が出たりします。

 

6、フレット

 

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ギターやベースの音階を区切るために指板についている金属の細い棒。
普通は1フレットで半音階になるように打たれていて、12フレットを押さえた時に開放弦の1オクターブ上の音が出るようになっています。
このフレットが打たれていない「フレットレス」というものも存在します。
フレットレスは指板の押さえた位置で音程が決まるので、それはまあ難しいです(汗)
三味線やバイオリンやチェロなどもフレットがありませんから、押さえる位置はシビアです。
「音はあってるんだけどピッチが悪くない?」
なんて言われたり、、、、、、(怖)

 

7、ポジションマーク

 

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フレットの目印として指板上、またはネックの側面につけられたマークのことで、基本的な役割の他にルックス面でも大きな役割を果たしていることも多い部分です。
「インレイ」と呼ばれることもあります。

 

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こんなのもあります。

 

8、フィンガーボード(指板)

 

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ネックに貼ってある板で、フレットを安定させ弦振動を直接受け止める重要なパーツです。
使われる材も様々で、サウンドにもものすごく大きな影響を与えますが、色調や滑りやすさなどにも違いがあるので、こだわる人が多いパーツでもあります。(滑りやすさの違いは見た目による思い込みという人もいます)
ネックの指板側には「R(アール)」と呼ばれるカーブがついており、ギターにより、このアールも違います。

 

9、ピックガード

 

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ピッキングによってボディに傷がつくのを防ぐためにつけられた板ですが、本来の目的よりもルックス面で大きな役割を果たしている場合が多かったりします(笑)
かっこいいからという理由のみで、このピックガードを買い換える人もいます。

 

10、ピックアップ

 

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エレキギターやエレキベースの音を電気信号に変えて出力するためのパーツ。(人間が使うマイクのようなものだと思えば分かりやすいかもです)
音色を決める上で、ものすごく重要な部分を占めています。
略した表記が「PU」(結局ピックアップと読みます)。
「シングルコイル」「ハムバッカー」「アクティブ」「パッシブ」など、様々なものがあります。(その辺は長〜くなるので、また後日(笑))

 

11、ブリッジ

 

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ナットと共にギターやベースのスケール(弦長)と各弦の幅を決めるパーツ。
ブリッジの上で弦を載せているのが「ブリッジサドル(コマ)」で、ほとんどのモデルはこのコマが前後に動くようになっています。
コマを前後に動かすことで「オクターブチューニング」を行います。

 

12、アウトプットジャック

 

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音を出力するためのシールド(ケーブル)を差し込む場所。
手入れを怠ると「ガリ(ガリガリッというノイズ)」が出やすくなります(汗)

 

13、トレモロユニット(ストラトタイプの画像のもの)

 

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ブリッジを動かすことによってギターの音程を変えられるようにした装置のことで「トレモロシステム」「アームユニット」とも言います。
これにも「ビグスビー」「シンクロナイズド」「フロイドローズ(ロック式)」などの様々な種類があります。
ここに装着した「アーム」を使って音程を変化させる奏法が「アーミング」。

 

13、テイルピース(レスポールタイプの画像のもの)

 

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弦を止めるためのパーツで、弦の末端についている「ボールエンド」を引っ掛けて止めるタイプが主流です。
ストラトタイプはブリッジと一体になっています。

 

 

はい!いかがでしたでしょうか?

 

だいぶ長くなってしまいましたね(汗)
すいません、、、、、

 

だいぶざっくりではありますが、これが基本的なパーツの名前と役割です。
まずはこれを知っておいてください。

ここから各パーツ、さらに掘り下げるとパーツごとに1記事も2記事も書けちゃいます(笑)

それだけ役割を知る事は演奏においてとても重要だという事ですので、ゆ〜っくりで全然かまいませんので少しづつ覚えていってくださいね。
僕もず〜っとギターを弾いていく中で少しづつ覚えていった事ですので。

 

それでは本日も読んでいただいてありがとうございました!

 

まだまだこのコーナーは続きますが、それが皆さんのより良いギターライフに繋がれば幸いです!

 

 

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