2018年09月30日

知ってると便利!ギター音楽理論講座 〜5弦ルートのコード 問題編〜

ギター音楽理論

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

本日もギター音楽理論講座のコーナー!

今回は予告通り、前回ご紹介させていただいた「5弦ルートのコード」の内容をご理解いただけているか、問題形式で出題していこうと思います。

以前の「6弦ルートのコード 問題編」の時と同じく、コードフォームは先日5弦ルートのコードでご紹介させていただいたフォームのみにしますので、まずは答えを見ずに考えてみてください。

見事、余裕で全問正解できれば、ここまでの内容はきっと完璧にご理解いただいていると認識して良いかと思います!

もし間違ってしまった時や、なぜそうなるのかわからないという時は、ギター音楽理論講座コーナーの以前の記事をよく読んでみていただければと思います。

もしくはレッスンで僕に直接ご質問くださいm(_ _)m

 

それでは「5弦ルートのコード 問題編」、いってみましょう!

理論に興味のある方は書籍も色々出ていますので、読んでみるのも良いと思います。ただ、「うっすらなんとなく理解したような、、、」という状態で、実際の演奏で使うことができないという方がものすごく多いので、ちゃんと理解している人に補足説明してもらうのが一番良いでしょう。)

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・また、今回の内容をもとに、ベーシックなコードフォームを見直してみるのも良いかもしれません。

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・おさらいと発展系

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〜問題〜

 

 

まずは1問目。

「D」はいかがでしょうか?

 

 

 

答え(↓)

 

IMG_1494

 

 

正解していましたでしょうか?

 

そしてここで1点、補足があります。

このフォームで、1弦の黒丸をカッコで囲っていますが、これは1弦の5フレットは鳴らしても良いし鳴らさなくても良い、つまりはどちらでも良いという意味で使わせていただきました。

これがどういうことかと言いますと、このフォームは5弦と1弦を人差し指でセーハして、4、3、2弦は薬指(もしくは小指)で押さえることが多いのですが、やってみていただくとわかるのですが、この押さえ方だと普通にやれば1弦を勝手に止めてしまうと思います。

ではこの押さえ方がダメなのかというと全くそんなことはなく、この押さえ方で押さえることがほとんどです。

つまりこのフォームの場合、「実は1弦の音は鳴っていない」のです。

なぜそれでOKなのかと言いますと、この1弦の音はルートから見て5番目の音(5度の音)なんですね。

5番目の音というのはコードにとって「迫力を出す役割(パワー)」の音なので、「明るい、暗い」「寂しい、切ない」「爽やか、オシャレ」といった、雰囲気を感じさせる役割の音ではないのです。

ですので、コードの音の重要度においては、この5番目の音が一番省略しても良い音とされています。(もちろん場合によりますが)

ギターの場合、9thや13thといった謂わゆるテンションコードを押さえるときなどは、音の数が多く全ての音を押さえるのが困難であるため、この5度の音がほぼ真っ先に省略されます。

悲しいかな(?)、一番無くても良い音なんですね。

とはいえ、迫力や重さも重要なロック、メタル、ハードコアなどのジャンルでは、この5番目の音はものすごく重宝され多用されます。(謂わゆるパワーコードなど)

ケースバイケースということですね。

話を戻しますと、こういったことなどからこのフォームにおいて「実は1弦の音は鳴っていない」ということがほとんどです。

楽譜などでこのフォームが示されていても、実際は1弦の音は省略していることがほとんどです。

少数ですが、薬指(もしくは小指)の関節がものすごく曲がるので、2弦まで押さえているのに1弦は止めずにできるという方も稀にいらっしゃいます。

そういった方でもない限りは、2弦まで押さえると自然に1弦は止まると思います。

逆に1弦も鳴らす必要があるときは、5弦と1弦は人差し指でセーハしますが、4弦は中指、3弦は薬指、2弦は小指と、それぞれ別の指を使っていくことが多いです。

こうすれば全ての音をしっかりと鳴らすことができます。

「じゃあなぜ全部この押さえ方にしないの?」となりそうですが、答えは単純、この押さえ方はすぐに押さえるのがしんどいからです(^^;;

特にポジションが上がってくるとフレットが狭くなるので、3本の指を1つのフレット内に収めるだけでも大変です。

慣れないうちは両方しんどいですが、慣れるとわかる、瞬時に押さえるなら前者の押さえ方の方がものすごく楽なのです。

このフォームの場合4弦の音も5度の音なので、元々5度が二つあることもあって、1弦の音は省略して良いかと思います。

もちろんアルペジオなど、1弦の音が必要な時はちゃんと鳴らしますし、原曲で明らかに1弦の音が鳴っている時も同様です。

あくまでも「ほとんどは」ですが、本当に大体の場合は省略していますので、機会があれば注目してみてください。

これはこの「D」のコードに限らず、5弦ルートのこのメジャーの形は全てそうです。

本当は前回書けばよかったのですが、忘れていました(^^;;

すいませんm(_ _)m

ということで、補足終わりです。

 

 

少し趣旨がずれてしまいましたが、次に行きましょう。

次は「Em7」です。

 

 

 

答え(↓)

 

 

IMG_1495

 

 

大丈夫ですかね?

 

ちなみにこちらの場合は、1弦の音は5度の音ですがちゃんと鳴らします。

全部鳴らしても無理なく押さえられるので。

あくまでも1弦を省略するのは、「このフォームのメジャーだけ」だと覚えておいてください。

 

 

それでは次に行きましょう。

「C Maj7」です。

 

 

 

答え(↓)

 

 

IMG_1496

 

 

どうでしょうか?

 

 

それではここから臨時記号もつけていきたいと思います。

「F#7」です。

 

 

 

答え(↓)

 

 

IMG_1498

 

 

今回は以前と違って書いていませんが、「F#」の音は「G♭」と同じなので、6弦ルートの時と同じくこのコードは「G♭7」でもあります。

このあたりのことも、もう大丈夫ですかね?

 

 

それでは最後に「C#m7(♭5)」です。

 

 

 

答え(↓)

 

 

IMG_1499

 

 

どうでしょう?

無事に全問正解できましたでしょうか?

 

せっかく色々とコードを押さえてみていただいたので、つなげて弾いてみていただければと思います。

登場していないコードは少しありますが、「Em7 → D → C#m7(♭5) → C Maj7 → B7 → Em7」などの順番にしていただければ、色々な曲でも実際に登場することの多い、少しオシャレな定番のコード進行が出来上がります。

是非、サウンドを楽しんでみてください!

 

 

はい、ということでいかがでしたでしょうか?

 

6弦ルート、5弦ルートのコードは基本中の基本ですし、こういった「形をずらす」という考え方は非常に役立ちますので、是非マスターしていただければと思います!

それでは最後に、以前6弦ルートの問題編でもご紹介させていただいた「C Maj7 →Am7 → Dm7 → G7」というコード進行を、5弦ルートも織り交ぜて弾いてみてください。

そうするとすごく近い範囲で全てのコードが押さえられますので、便利だということが伝わるかと思います。

回答の一例を下記に記させていただきますので、是非一度考えてみてくださいね。

もちろん正解は下記のパターンだけではありませんので、答えと全く同じではなくとも正解しているかもしれません。

 

それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜

 

 

答え(↓)

 

 

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