初心者向けエレキギター&アコギ練習曲まとめ 〜その49〜
初心者向け ギター練習曲
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や府中など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
本日も「初心者向けエレキギター&アコギ練習曲 まとめ」のコーナー!
たまには書いておかないとということで、今回はまず始めに、このコーナーのコンセプトを書かせていただきますね。
このコーナーは今までに「教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さんの希望曲紹介」のコーナーでご紹介させていただいた曲の中から、初心者の方にも優しい比較的難易度の低い曲を何曲かまとめてご紹介させていただくというものです。
注意点としてこれも毎回書いていますが、比較的難易度が低いとは言ってもプロが演奏しているものなので、最初からスイスイ弾けますよというわけではありませんので、そこはご注意ください。
そしてこれも以前の記事で書かせていただきましたが、「ギター初心者」というのはだいたい「ギター歴0〜3年ほど」だと思います。
(〜よくある質問:ギター初心者ってギターを始めてどのくらい?〜)
もちろん練習量などで個人差はありますが、これくらいなのではないかと。
ですので、ギターを始めたばかりの方と、2年ほど弾いている方では差がありますが、同じ「初心者」という括りになるのではないかということで、一言で「ギター初心者向けの曲」と言っても差があることはご容赦いただければと思いますm(_ _)m
前回までと同じく1曲ごとの詳しい紹介は「教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さんの希望曲紹介」のコーナーで書かせていただいていますので、もし曲にご興味を持っていただいた場合はそちらの記事も是非読んでみてくださいね!
それでは、いってみましょう!
〜カイコ〜
「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」の「カイコ」です。
この曲は2014年3月11日に発表された曲で、YOUTUBE限定で聴くことができる曲、リリースはされていません。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ラッドウィンプスは震災翌年の2012年からほぼ毎年、震災被害に寄り添う新曲を発表し続けています。
「カイコ」のイントロでは何を言っているのかわからない途切れ途切れのボーカルが収録されていますが、実はこれにはトリックがあります。
サビの印象的な歌詞「世界はもう疲れたって あとはもう壊れるだけ」。
この歌詞が逆再生されているんですね。
「壊れるだけ」が逆再生されている、ここには復興への願いが込められているのでしょう。
原曲はピアノ主体で、1サビあたりからエレキギターがアルペジオやおブリを伴って入ってくる形です。
終盤では転調しますが、使われているコードは曲を通して比較的オーソドックスなものが多いので、弾き語りスタイルであればギター初心者の方もチャレンジできる曲でしょう。
曲の最初は「F#m」「D」「A」「E」という4つのコードの循環なので、ここを弾いているだけでも曲の雰囲気を感じられるかもしれませんね。
転調前も「F#m」コードは頻繁に出てきますし、転調直前や転調後からは「F」コードが頻繁に出てきますので、バレーコードは頑張って克服してください。
ストロークもほとんどが16分のオーソドックスなパターンで大丈夫ですが、曲のリズムがシャッフルなので、しっかりとビートを意識できるようにしましょう。
シンコペーションも多いので、そこも強調できるようにしてください。
原曲のエレキギターを弾いてみたい方は楽譜が出ていませんので耳コピになりますし、同じフレーズは全然ありませんので結構大変だと思います。
ギターに慣れている方で弾けるようになりたい方は、頑張ってみていただければと思います。
〜曇天〜
「DOES(ドーズ)」の「曇天」です!
(※楽譜はこちらから)
・1曲
・ベスト
この曲は2008年6月18日にリリースされた「DOES」の6枚目のシングルで、テレビ東京系アニメ「銀魂」の第5期オープニングテーマとしても起用されました。
今やアニソン、アニメは一大文化ですから、それをきっかけにギターを始める方も非常に多いのですが、ギター初心者の方にはこの曲をものすごくオススメします。
それというのも演奏が非常にシンプルでわかりやすいフレーズばかり、基本的なテクニックのみで弾けてしまう嬉しい曲で、登場するコードも4つだけ。
しかもバレーコードは使わなくてもOKで(それに少し近いものは出てきますが)、何ならパワーコードに変えてしまってもかなり雰囲気が出る曲だからです。
これはもう弾いてみるしかない!!
とはいえ、YOUTUBEでもコメントされている方がいらっしゃいましたが、「同じフレーズを弾いているはずなのに本家のようなかっこいい音にならない」という悩みをお持ちの方も多いようです(^^;;
そればかりは年季や練習、場数などが必要なのですぐには難しいですが、根気よく続けていくうちに近づいてくるはずです!
具体的には音作り、右手の振り方、ピックの角度や持つ強さや当て方、左手のミュートなど様々なことの複合で、それらが全てできていれば素晴らしいサウンドになってきます。
全然具体的ではなかったかもしれませんが(汗)本当のことなので、それらを一つ一つクリアしていきましょうm(_ _)m
文章では実際にどうすれば良いかをお伝えするのは難しいですが、レッスンでは丁寧に行っていますのでご安心ください。
この曲がお好きな方は是非チャレンジしてみてくださいね。
〜Get Back〜
「The Beatles(ザ・ビートルズ)」の「Get Back」です!
(※楽譜はこちらから)
・バンドスコア
・ギター弾き語り
かなり有名な曲ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
1969年4月11日にイギリス、1969年5月5日にアメリカ、1969年6月1日には日本でリリースされた「The Beatles(ザ・ビートルズ)」の19枚目のオリジナルシングル曲です。
ジョンレノンがリードギターを担当している曲でもあり、これはビートルズの楽曲の中でも比較的珍しいこと。
また、ビリー・プレストンがエレクトリックピアノで参加しており、曲のクレジットも「ザ・ビートルズ・ウィズ・ビリー・プレストン」となっています。
この鍵盤がまた良いんですよね。
原曲にはエレキギターが2本レコーディングされており、リードパートとバッキングパートに分かれていますが、どちらもそれほど難しくはありません。
ギター初心者の方も十分にチャレンジできる難易度です。
ブルースを基調とした定番のパターンなので、是非その雰囲気を楽しんでくださいね。
バッキングパートは8分音符をダウンアップのオルタネイトピッキング(ストローク)で、リードパートは8分音符を基本的に全てダウンピッキングで弾いていくと感じが出るでしょう。
リードパートには16分のフレーズが出てくるので、ここだけは少し速く感じるかもしれませんが、これも頑張れば初心者の方も克服できると思います!
ギターに慣れている方は、是非アドリブをとってみましょう。
原曲のリードフレーズは、ギターソロでは最初の「A」コードのところで「Aメジャーペンタトニックスケール」、「D」コードのところで「Dメジャーペンタトニックスケール」、次の「A」コードのところでは「Amペンタトニックスケール」といった感じで展開されており、ブルーノートも少し混ざります。
アドリブにも慣れていると、ここら辺のスケールチェンジも全く問題なくできる当たり前のことなのですが、アドリブ初心者の方はこれだけでもかなり苦戦するでしょう。
僕もそうでしたし、みんなそうですので、少しづつ慣れていっていただければと思います!
楽しく演奏できるように頑張ってください!
〜Yesterday〜
「The Beatles(ザ・ビートルズ)」の「Yesterday(イエスタデイ)」です!
(※楽譜はこちらから)
・バンドスコア
・ギター弾き語り
もう50年以上前の曲ですが非常に有名な曲ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
哀愁漂いつつ、独特のあたたかさも感じられる様な名曲です。
弦楽四重奏(主にヴァイオリン2本、ヴィオラ1本、チェロ1本で構成される。いわゆるストリングス)をバックにしたアコースティック・バラードをビートルズ名義で初めて発売した曲であり、数あるビートルズの曲の中でも人気の高い作品のひとつ。
「ロックバンドがストリングスを使用した」と当時まだ珍しかった試みも評価され、他にも「ロックバンドがスリーコードやロックンロールのメロディにとらわれない作曲を行なった」ということでも注目を集めました。
例えばコード進行にも「F#m7(♭5)→B7(♭9)」といった進行が登場するのですが(チューニングが全音下げなので、本当は「Em7(♭5)→A7(♭9)」)、これはジャズなどでよく見られる進行で、当時のロックでは珍しいもの。
今ではJ-POPでも当たり前のように使われるコード進行になったので馴染みがありますが、こういった先例から確立されてきたのでしょう。
また、世界中のミュージシャンに数多くカヴァーされている曲で、ビートルズ活動時点で既に1,000を超えるカヴァーバージョンが存在していたそう、正確なカバー数は把握困難であるとのこと。
「世界で最も多くカヴァーされた曲」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されてもいます。
本当にすごい曲ですね。
ライブではキーを変えていることもありますが、原曲のギターは全弦全音下げチューニングなので6弦からD、G、C、F、A、Dとしていきましょう。
指弾きによる演奏ですがパターンは基本的なものなので、指弾き初心者の方の練習にもぴったりの難易度です。
また、登場するコードもオーソドックスなものが多く、バレーコードもほとんど出てきません。
指弾きだけでなく、ギター初心者の方の練習にも良いでしょう。
コードチェンジが少し速いところもありますが、ベース音だけを最初に弾くところが多いこともあって、慣れれば通常よりも少し余裕があることに気づくはず。
逆にそれを利用して、より正確なコードチェンジを身につけていきましょう!
ところどころ出てくる「B7sus4」や「B7」、先ほどの「F#m7(♭5)→B7(♭9)」などは少し大変かもしれませんが、この曲を彩る重要な箇所ですので、頑張って弾きこなしていただければと思います!
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
今回は4曲のご紹介。
最近は「生徒さんの希望曲」のコーナーが50曲たまった時点で、この「初心者向けギター練習曲」のコーナーを更新させていただいておりますので、次回でまた一旦最後となります。
このコーナーがギター初心者の方の役に少しでも立っていれば嬉しいです!(^^)
それでは本日もありがとうございました!
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