【ギター教室】レッスン曲! 〜Speed King〜
生徒さんの希望曲151~200
こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。
本日も教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さん希望曲紹介のコーナー!
今日はエレキギター編、今日もロックの有名バンドの曲をご紹介してみようと思います。
それでは、いってみましょう!
〜Speed King〜
「Deep Purple 」の「Speed King」です!
(※楽譜はこちらから)
疾走感溢れる力強いサウンドですね!
「イアン・ギラン」のパワフルなボーカルと、所々に入る笑い声もたまりません。
間奏の徐々に盛り上がっていく感じも最高です。
この曲は「ディープ・パープル」の1970年のアルバム「イン・ロック」に収録されており、このアルバムがきっかけでディープパープルはハードロック路線に進むこととなりました。
ディープパープルはロックとクラシックを融合させたバンドとしても知られていますが、初期ディープパープルは幻想的かつ破壊的な世界観を持つサウンドをその魅力とし、ビートルズなどの楽曲をも独自の前衛的かつクラシカルなアレンジを施してカヴァーしていました。
1960年代後半、アメリカのロックシーンは「レッド・ツェッペリン」の衝撃的なライブとアルバムに注目が集まっており、この流れを踏襲したギタリストの「リッチー・ブラックモア」は、よりハードなサウンドをバンドに導入する事を提案したそうですが、キーボードの「ジョン・ロード」は「せっかく軌道に乗り始めたクラシックとの協調路線を台無しにする必要はどこにもない」と猛反対し、ディープパープル第1期の流れをくんだ幻想的なサウンドをバンドに要求したと言われています。
話し合いでは根本的な解決が困難だと思ったリッチーは一度だけハードロックを志向するアルバムを作ってファンの反応をみたいと提案し、それを承服したロードは次回作の主導権をリッチーに託します。
そして出来上がった作品がこの「イン・ロック」です。
アメリカではあまり売れませんでしたが、イギリスではチャート4位に入り、日本でもプロモーション用にレコーディングしたシングル曲の「ブラック・ナイト」がラジオでヒットするなど(ブラック・ナイトはこのアルバム未収録)、新しいハードロックバンドとして人気を集めるようになります。
その結果、ディープパープルはハードロック路線を進むことが決定し、バンドの楽曲制作はリッチーが主体となって行うことが自然に決まりました。
そのきっかけとなった作品です。
(※中古だとアマゾンで数百円で購入できます)
このアルバムがヒットしていなければ、ロックの名曲としても有名なディープパープルの「Smoke on the Water」や「Highway Star」、「BURN 〜紫の炎〜」などはもしかすると生まれていないかもしれません。
もちろんその代わりに他の名曲が誕生していた可能性はありますが、そう考えると面白いですよね。
そしてこの曲のギタープレイです。
曲の冒頭から豪快なパワーコードが炸裂し、印象的なリフへと移行していきます。
テンポは速いですがフレーズは非常にシンプルなので、初心者の方も弾きやすいフレーズです。
間奏の部分も簡単ではないですがロックギターのリードフレーズと考えると弾きやすい方だと思いますので、是非チャレンジしてみてください!
ちなみに僕はこの曲を高校生の時にコピーしたことがあるのですが(ギター歴2年くらいの時)、原曲のスピードでちゃんと弾くことができました。
ハードロックの曲だとギター歴がそのくらいで全部弾ける曲というのはなかなか少ないので、ある意味貴重な曲かもしれません。
弾いていても本当に楽しい曲ですので、もし曲が気に入った方は是非リクエストください!
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
最後にこの曲のライブ映像をご紹介して終わりにしたいと思います。
第9期ほどあるディープパープルですが、やっぱりこの時のメンバーが一番しっくりきているんじゃないかと僕個人的には思います。
曲の間奏では「BURN」のリフや「ジングルベル」も登場するなど遊び心満載!
是非楽しんでみていただければと思います!
それでは本日もありがとうございました!
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