2017年01月06日

これは知っておかないと!ギタリスト列伝 〜スティーヴィー・レイヴォーン〜

知っておくべきギタリスト

 

こんにちは!
東京、池袋を中心に、新宿や秋葉原など都内近郊にある完全個人レッスンのギター教室、エルギタースクールのブログです。

 

本日は久しぶりのギタリスト列伝のコーナーです!

紹介したいギタリストはいっぱいいるのですが詳しく書いているとものすごく長くなってしまうので、毎回できるだけ小さくまとめています。

偉大なアーティストの歴史ですからなかなかコンパクトには紹介できないんですよね(汗)

ですのでこれを読んでいただいてそのギタリストに興味を持っていただいた方は、音源を色々聴いたり調べたり、レッスンで僕に聞いたりしてください!

このブログのコンセプトは「ギターを始める前や、始めた直後の初心者の方でも楽しく理解できて興味が持てる!」というものですから、ここで書いているものは「さわり」の部分でもありますので。

 

それでは新年一発目のギタリスト列伝。

骨太でパワフルなブルーススタイル!

「スティーヴィー・レイヴォーン」です!!

もちろん好きな方は楽譜を購入して、色々な曲のギターをコピーしてみましょう!)

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超有名&重要なギタリストで、今現在も多くのアーティスト、ギタリストに影響を与え続けており、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第7位、2011年の改訂版では第12位にも選ばれています。

以前、生徒さんの希望曲紹介のコーナーでレイヴォーンの曲「Pride And Joy」をご紹介した時に、ギタリスト列伝のコーナーでもそのうち書きたいと思いますと言いましたが、年をまたいで今になってしまいました(汗)

 

ハードロックやメタルなど、ギターが前面に出た音楽ジャンルの流行として速弾きギターが全盛期だった1980年代。

人気が芳しくなかったブルースというジャンルに新しい風を巻き起こしたのがこの「スティーヴィー・レイヴォーン」です!

王道のブルーススタイルにロックの要素なども多分に取り入れ、ブルース愛好家やロック愛好家など幅広い層に認められた偉大な存在です。

レイヴォーンの名が世界中に広がったのは1982年の7月、スイスで開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルにレイヴォーンが出演した時、観衆の中にいた「デヴィッド・ボウイ」がレイヴォーンのプレイに惚れ込み、自身のアルバム「Let’s Dance」(’83年)への参加を依頼したことがきっかけだと言われています。

しかしそれ以前の1980年代初頭、あるクラブに偶然居合わせた「ローリングストーンズ」の「ミックジャガー」「と「キースリチャーズ」がレイヴォーンのプレイをものすごく気に入って、ニューヨークでのパーティーにレイヴォーンを招きます。

先述のモントルー・ジャズ・フェスティバルへの出演は、このパーティーがきっかけだったそうです。

さらにそのモントルー・ジャズ・フェスティバルで、レイヴォーンは「デヴィッド・ボウイ」だけでなく「ジャクソン・ブラウン」にも気に入られ、声をかけられました。

翌1983年、レイヴォーンは「スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル」名義で最初のアルバム「Texas Flood(ブルースの洪水)」を発表し、このアルバムが50万枚を売り上げてゴールド・ディスクを獲得、またシングル「Pride And Joy」も、シングルチャートトップ20入りを果たしました。

この「Texas Flood」は82年11月に「ジャクソン・ブラウン」の申し出によりLAにあるスタジオを無料で借りるという幸運に恵まれ、そのときの録音がこのアルバムの基となったそうです。

やっぱりすごいアーティストというのは周りが放っておかないことを証明していますね。

 

レイヴォーンはこの翌年の1984年に2枚目のアルバム「Couldn’t Stand the Weather」を発表し、さらに翌年の1985年には3枚目のアルバム「Soul to Soul」を発表するなど精力的に活動します。(この作品は2枚ともゴールドディスクを獲得)

しかし1986年、アルコール中毒などによりツアー中に倒れてしまい、リハビリ生活に突入してしまいます。

その後、約3年の辛いリハビリ生活を耐え抜き、レイヴォーンは1989年ついに復活を果たしました。

早速同89年、4枚目のアルバム「In Step」を発表し、この作品がグラミー賞を獲得します。

その後、あの「ジェフベック」とも全米ツアーを行うなど完全に再起したと思われた翌年、運命の1990年8月26日、ウィスコンシン州のイースト・トロイ市アルペン・ヴァレーで行われたブルース・フェスティバルでの公演終了後、移動のために乗ったヘリコプターが墜落し、乗員全員と共に帰らぬ人となってしまいました。

35歳という若さでこの世を去り、残した作品の数も多くはありませんが、今もなお多くのアーティストに影響を与え続ける本当に偉大なギタリストです。

 

やっぱりコンパクトにすると言っても1回では書ききれませんので、また番外編という形で所々補足したいと思います。
すいません、、、。

 

 

〜曲紹介〜

 

それでは最後にレイヴォーンの代表曲をご紹介していきましょう!

 

選ぶ曲は申し訳ないですが、いつものことながら独断と偏見です(汗)

ですがちゃんと選りすぐりを選びますのでお許しください。

 

それでは、いってみましょう!

ベストアルバム。これから紹介する曲は「Honey Bee」以外は全部収録されています。「Honey Bee」好きなのに、、、(汗)残念!!)

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まずは「Pride And Joy」です!

以前の生徒さんの希望曲コーナーでもご紹介しましたが、まだ見ていない方のためにもう一度。

王道のテキサス・ブルーススタイルが炸裂する、レイヴォーンの初期の代表曲です。

 

 

続いて2枚目のアルバムから表題曲の「Couldn’t Stand the Weather」です。

このイントロの豪快なカッティングはギタリストなら一度は弾いてみたいところ。

かっこいいことで人気のフレーズです。

 

 

超速い!!!

インストナンバーの「Rude Mood」です。

こんな演奏を目の前で見せられたら、そりゃあみんな飛びつくでしょうねえ、、、、、。

 

 

これも超速い!!!

同じくインストナンバーの「Scuttle Buttin’」です。

レイヴォーンのインストは全部速いってわけではないですが、人気の高い曲は速いのが多いかもしれませんね。

本当は他の曲も紹介したい!!
でも長くなってしまう!!

ああ、悩ましい、、、、、。

 

 

お次は「Honey Bee」。

この軽快な曲調が素敵です。

レイヴォーンはトリビュートアルバムも多く出ているのですが、その中の1枚であのスーパーギタリスト「リッチー・コッツェン」がこの曲をカヴァーしています。

トリビュートのカヴァーって個人的には良いと思えるものがあまりないのですが、そのリッチーバージョンの「Honey Bee」は本当に素晴らしくてコピーしたり、今でも定期的に聴いています。

もしよかったらそちらも是非!

 

 

「Cold Shot」。

ギターリフが特徴的な、少しダークな雰囲気の曲です。

僕は以前、「スティーヴィーレイヴォーンBEST」というようなバンドスコア曲集にこの曲が入っていなくて、

「なんでやねん!!」

と一人ツッコミを入れたことがあります。(上京して長いですが関西人なので)

 

 

最後にレイヴォーン後期のアルバム「In Step」から「Crossfire」です!

歌もギターも含め、この曲をレイヴォーンのベストワークにあげる人も多いとか。

再起を感じさせる曲ですね!

 

 

気に入った曲はありましたでしょうか?

 

間違いなく通っておいて損はないギタリスト、いや、通っておかないといけないギタリストの一人です。

以前から書いていますが、「通っておく」というのは好きになるということではありません。

聴いてみて、そのスタイルやプレイを把握した結果、好きじゃなかったのならそれはそれ、全然OKです!

「知らない」というのは気づかないところで、より良い上達を妨げていたりしますから。

 

是非この機会に様々な音楽のルーツである「ブルース」にも触れてみてくださいね!

 

それでは本日もありがとうございました!

 

 

〜無料体験レッスンにも是非お気軽にお越しくださいね♪〜

 

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