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本日も教室のレッスンで実際に取り扱った生徒さん希望曲紹介のコーナー!
今日はアコギ編、全米ナンバーワンヒット曲のご紹介です。
それでは、いってみましょう!
〜More Than Words〜
「Extreme」の「More Than Words」です!
(※楽譜はこちらから)
前回ご紹介させていただいた曲「Decadance Dance」と同じ1990年のアルバム「ポルノグラフィティ」に収録されている曲で、全米ではナンバーワン、その他多くの国々でもチャート上位にランクインした、「Extreme」を代表する曲となっています。
ただ「Extreme」というバンドの本来のサウンドは「ハードロックを基調としながらも、16ビートを刻むファンクの要素を取り入れた楽曲」が主になっており、「ファンク・メタル」という新たな音楽ジャンルに括られたりもしました。
ですのでこの曲のヒット、またエクストリームの代表曲というイメージが定着したことは少なからずメンバーの間で物議を醸したようです。
以前このコーナーでご紹介した「Mr.Big」の「To Be With You」や、「Nirvana」の「Smells Like Teen Spirit」と同じようなものでしょうか。
そのバンドが本来思い描いていたものと世間のイメージのギャップにバンドが苦しむということが少なからずありますが、なんとも皮肉なものですね。
最終的にエクストリームはこの曲のヒットを受け入れたようです。
この曲のタイトル「More Than Words」は直訳すると「言葉以上」という意味ですが、歌詞の内容は「I Love You」というフレーズが意味のないものになってきていることを警告しているのだそうです。
ギターの「ヌーノ・ベッテンコート」が歌詞に対して言及していましたので、少しご紹介してみましょう。
「みんながこの言葉をとても簡単に軽々しく使うものだから、この言葉を言えば何でも修復できるとか、万事うまくいくと思っている。
時にはそれ以上のことをして表さないといけないんだ。”I love you” を表現するには他のやり方もあるということさ。」
わかる気がしますね。
言葉の本来の意味やニュアンスは時代によっても変わるものですが、やはり大事にしたいものです。
その上でこの曲のワンコーラス目の歌詞の和訳を少し載せてみたいと思います。
「「愛してる」っていうのが僕がききたい言葉じゃないって言ってるのさ
君がそういわないことを望んでいるということじゃないよ
だけど君がわかってくれさえすればと思ってる
感じているままを僕に表現することがいかに簡単なことかっていうことをね
君の愛が本物だと証明するには言葉以上のもの以外にないんだ
それがあれば、僕を愛してるなんて言う必要もなくなるだろうね
だって言わなくても僕にはわかるだろうから」
しみじみと感じる歌詞ですね。
そしてこの曲のギタープレイです。
右手で弦やボディを叩くような弾き方も入ってはきますが割と単純で、左手も基本的なコードが押さえられれば難しくはないので、エクストリームの他の曲に比べれば難易度は圧倒的に低いです。
ですので初心者の方も是非チャレンジしてみて欲しいですね。
ピック弾きではなく右手の指で弦を弾いていくフィンガーピッキングのスタイルですが、こちらも複雑ではないので指弾き入門としても良い曲でしょう。
もしくは普段アコギで弾き語りをされている方で、ストロークでしか弾けないから他のバッキングパターンも取り入れたいという要望をお持ちの方にもぴったりだと思います。
指弾きの基本的な歌モノのバッキングが学べます。
曲の終盤に出てくるタッピングフレーズは無理して弾かなくても良いでしょう(笑)
もちろん、ここも弾きたい!という方はこの部分だけは難易度がものすごく上がりますので、心して挑んでいただければと思います(汗)
はい、ということでいかがでしたでしょうか?
最後にこの曲のライブ映像をご紹介して終わりにしたいと思います。
この映像では「Mr.Big」のギタリスト「ポール・ギルバート」も参加していますね。
間奏では原曲にはないヌーノのギターソロも聴くことができます。
優しい雰囲気の漂う素敵なライブなので、是非見てみてください!
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